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あの輸入菓子量り売りショップ「Sweet Factory」がひそかに復活していたので感極まって1kg大人買いした話【スウィートファクトリー】

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出典元:https://www.sweetfactory.com/

Y世代~Z世代の方なら誰しもきっと一度は目にしたことがある『F』の字の看板でお馴染みの「Sweet Factory(スウィートファクトリー)」。色とりどりの可愛らしい輸入菓子を量り売りシステムで販売するお店は、幼少期の私にはまるでお菓子の国のように輝いて見えた。

 
 
 
 
 
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一年に一回だけ、親に連れて行ってもらえるスウィートファクトリー。アメリカのドラマや映画の中でしか見たことがないようなキャンディやグミやチョコが数十~100種類ほど、陳列されている。選びきれないお菓子をちょっとずつ袋に詰めて、1000円分だけお買い物。読者の中にはそんなスウィートファクトリーでの体験に心を奪われた同世代の方も多いことだろう。

そんな、子供のころの思い出や夢がつまったスウィートファクトリーが、2021年4月に突如一斉閉店してしまった。

本記事では、そんなSweet Factoryの国内店舗一斉閉店とその後の営業店舗発見報告について、レポートを書綴ることにした。

※スイートファクトリーとの表記もまれに見られますが、公式によるとスウィートファクトリーが正しいようなので、本記事では「Sweet Factory」もしくは「スウィートファクトリー」として表記を統一させていただきます。

突然の一斉閉店とウェブサイト閉鎖

株式会社スウィートファクトリージャパンが運営する輸入菓子量り売り店「SWEET FACTORY」は1995年に一号店を新潟市万代へオープンして以来、2017年頃までは順調に店舗数を伸ばすなど好調を見せた。だが、ここ数年経営が傾き、また2020年春よりコロナ禍による外出自粛ムードや休業要請が追い打ちをかける形となり業績不振に陥っていた。そんな最中、輸入菓子の仕入れ先だった米国の菓子卸会社が新型コロナの影響で倒産し、商品用のお菓子を仕入れることが困難になってしまったことが致命的な痛手となってしまった。

資金繰りも困難になり、遂には2021年3月20日に横浜店、池袋店を中心にクラウドファンディングによる資金調達を開始した。輸入菓子量り売りストア存続を賭けたそれは、まさに最終手段である。

ところが募集期間終了間際の4月13日、同社オンラインショップが予告なく閉鎖され、続いて15日には池袋店が急遽閉店、また横浜店が臨時休業を発表した。クラウドファンディングは目標金額未達のまま中止となってしまった。また、同時期を最後に他各店舗Twitterアカウントも投稿を絶ってしまい、また同社公式コーポレートウェブサイトも消滅してしまった。

このような形で、4月15~16日を境に、SWEET FACTORYの店舗は全て閉店もしくは形式上の休業扱いとなり、また同社へ連絡を取ることも一切できなくなってしまった。この夜逃げ同然のような撤退対応に、誰もがスウィートファクトリーの事実上国内消滅を疑わなかったはずだ。

ちなみに、このあたりの経緯については東京商工リサーチによるこちらの記事が詳しい。

www.tsr-net.co.jp

グーグルマップでたまたま見つけたSWEET FACTORY

それから半年以上経ち、年も明けた2022年2月。スウィートファクトリーのことはいつしか忘れ去ってしまっていた。そんなある日、たまたまグーグルマップをぼんやり眺めていたら、横浜みなとみらいにSWEET FACTORYの店舗情報が残っていることを発見。それに、開店扱いになっている。もしかしてまだスウィートファクトリーは存在しているのか?

とはいえ、グーグルマップはお店の閉店後もしばらく情報反映がされてない場合もあるため、旧店舗情報がマップ上に虚しく残っているだけだろう。そんなことを考えながらも、つい気になってグーグル検索で店舗情報を調べてみた。

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出典元:https://www.minatomirai-square.com/

すると、みなとみらい東急スクエアの公式フロアマップ内に、見覚えのある『F』の字を発見!いや、正確には筆者が幼少期通っていた時代の明朝体チックなロゴとは少し異なり丸っぽい字体になっていたが、「この『F』は、あの『F』に間違いない!」と確信した。

ただ奇妙なことに、依然として公式サイトは消滅したままで、また同一店舗だと思われる先述の「スウィートファクトリー横浜店」のインスタグラムやTwitterも、昨年4月に投稿を絶ったままである。そう、調べても調べても東急スクエアの掲載情報以外に、公式情報が全く見つからないのである。

どの情報を信じればよいのかわからず、居ても立っても居られなくなり、遂には現地に赴いてスウィートファクトリーの生存確認をすることに決めた。

実際にスウィートファクトリーみなとみらい東急スクエア店に行ってみた

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東急スクエアに実際に赴いてみたところ、、

真偽を確かめるため、実際に東急スクエアに向かってみた。東急スクエアの情報によると、2Fに店舗があるはずだが・・・?

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見つかった!間違いなく幼少期親しんだあのスウィートファクトリーだ!

スウィートファクトリーが見つかった!そしてしっかりオープンしていた!ブランドカラーである青を大胆に使った20年前当時のストアデザインからは少し変わってパステル調の外装になっていたものの、そこにあったのは紛れもなくスウィートファクトリーであった。

掲示を見てみると、2021年7月21日にリニューアルオープンしたとのこと。なんと、筆者が訪れる半年前には再オープンし、めでたく営業を再開していたのであった。

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約30年の時を経て少しずつラインナップが変わりつつも、量り売りスタイルは今もなお健在であった。

お店の中身もやはり目立った変化はない。あのスウィートファクトリーが健在である。心なしか当時よりラインナップが減っているように感じたが、世界の国々のお菓子が透明な棚に並べられ色とりどりに輝く様が、スウィートファクトリーの完全復活を高らかに慶んでいるようだった。

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筆者の大好物であったスパゲティグミ等、一部お菓子は無くなってしまっていたが、新商品も増えておりスウィートファクトリーの再起に燃える精神を感じられた。

サワーベルトやレゴブロック型のラムネ、コーティングの厚いピーカンナッツチョコや、アメリカンな色遣いの原色系グミ、ラムネの数々等、見覚えのあるお菓子がたくさん。先述の取引先の倒産が災いしてか、筆者がかつて大好きだったお菓子のうちいくつかは残念ながら見つけることができなかった。それでもそこには変わらない色鮮やかな輸入菓子が並べられており、スウィートファクトリーバイヴスは当時と変わらず健在であった。

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1Kg超のスウィートファクトリー

ちなみにこの日筆者は感動溢れるあまり思わず1kgを越える量のお菓子を買って帰ってしまった。100g税込594円なので、6,000円分のお菓子ということになる。あまりの量に心なしか店員さんも苦笑いしていたが、昨年のクラウドファンディングに出遅れてしまった分、せめて今ありったけのお布施をしたいという思いが働いたのと、そして大人になりある程度お金を自由に使えるようになった今、「食べきれないくらいのスウィートファクトリーにまみれたい」という幼少期からの夢を叶えたいという願望が働いたことで、気づいたら1キロ分のお菓子バッグが完成していたという次第である。

夢と希望とカロリーがパンパンにつまったこのお菓子バッグは、血糖値と相談しながら毎日ちょっとずつ楽しんでいきたいと思う。

運営会社変更による立て直しか

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出典元:https://www.lollipopcity.jp/cagg/guide/trademark.php

ところで、いくつか気づいたことがある。

お店はスウィートファクトリーで間違いないようなのだが、袋詰め用のバッグに「CANDY A GO GO!」という別ブランドのロゴがデザインされていたり、お店の商品にもCANDY A GO GO!ロゴがラベリングされていたり、と明らかに備品の多くがCANDY A GO GO!デザイン仕様に変わっていたのである。

ちなみに東急スクエアみなとみらいのHPを見ると、運営会社は株式会社スウィートファクトリージャパンではなく、株式会社CANDY•A•GO•GO!となっていた。

 
 
 
 
 
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実は、株式会社CANDY•A•GO•GO!は同じく輸入菓子の量り売り店舗を運営する会社で2010年の設立以来原宿竹下通り店などを中心に関東圏へ店舗を展開してきた。いわば、スウィートファクトリーにとっては新参のライバルブランドのような存在だが、なぜこのような事が起きているのだろうか。

ここからはあくまで筆者自身の憶測でしかないが、おそらくスウィートファクトリーみなとみらい東急スクエア店は、CANDY A GO GO!による買収か、もしくは居抜き入店により、ブランドの立て直しがされている最中なのではないだろうか。経営をこれ以上続けることができなくなった株式会社スウィートファクトリージャパンに代わり、その精神を受け継いだCANDY A GO GO!がお店の運営を引き継いでいる、という可能性を唱えたい。

似たようなケースとして、神奈川の人気ベーカリー「BELLBE(ベルべ)」の倒産と、元社員による新会社設立・ブランド立て直しが記憶に新しい。

奈川県を中心に多店舗展開していた「BELLBE」は株式会社ベルベが48年間にわたって営んできた老舗ベーカリーブランド。大人気だったにも関わらず資金繰りが困難になり倒産を余儀なくされ、昨年突如全店舗一斉閉店する事態となった。その後、「BELLBE」の味やパン作りの精神を絶やしたくないとの思いから元社員が立ち上がり新たな会社を設立したのだが、その際伊勢原市旧BELLBE店舗に居抜き物件として入居。旧ブランド名を一部引き継ぎ「REBELLBE(リベルべ)」という新ブランド名の元第1号店を立ち上げて、事実上BELLBEのパンを復活させることに成功した。

この一連の復活劇は、多くの人に愛されたパンの味をこれからも守り続けたい、という想いが生んだストーリーだと言っても過言ではないだろう。

スウィートファクトリーの再オープンについては真相がわからず憶測の域を出ないものの、おそらくベルベの例と同様に、「スウィートファクトリーが築いてきた夢と喜びに満ちた体験を、子供たちから奪ってしまわないように」との想いから、ずっと背中を追いかけてきたCANDY A GO GO!がその精神を受け継いだ形なのではないだろうか。

ここでCANDY A GO GO公式サイトにて掲げられているメッセージを引用したい。

Make your smile
for your happy
世界は広いです。楽しい笑顔で溢れています。
世界中の子供たちがカラフルで楽しいお菓子が
大好きです。
世界中の子供たちがそれぞれの国で様々なお菓子を
手にした時の「たくさんの笑顔」を
私たちは大切にします。
私たちはお菓子を通して、
子供たちに「世界の笑顔」と「世界の楽しさ」を
伝えることで、
子供たちが夢と希望を抱けるような
社会づくりに貢献してまいります。
この子供たちの「笑顔」が必ず日本の未来に
つながることを確信しております。
「楽しいところに人は集まる」
・・・笑顔にお客様をお迎えいたします。

 

私たちの自覚
「世界とつながっている窓口」にいる事を
自覚しよう。
「世界の楽しさ」を良くするのも、悪くするのも
私たちだと自覚しよう。
私たちが日々接している商品は
「世界の笑顔」だと自覚しよう

 

出典元:https://candyagogo.com/

CANDY A GO GO!のメッセージの中には「笑顔」という言葉が繰り返し使われている。彼らは「笑顔」を守るために、スウィートファクトリーの意志を引き継ぎ守っていくことに決めたのだろうか。

ちなみに、スウィートファクトリーみなとみらい東急スクエア店については、本日時点でCANDY A GO GO!公式サイトには未だ店舗情報が全く掲載されていない。営業情報を大々的に公表する準備が整っていない可能性もある。続報をそっと待ちたいと思う。

また現在確認できた限りでは全国でおそらくこの一店舗しか営業をしていないようだが、もしかすると他にも日本のどこかでひっそりと復活を遂げた店舗があるのだろうか(発見報告がありましたらコメントで教えてください)。

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リニューアルオープンは2022年3月5日

SWEET FACTORY 東急スクエアみなとみらい店は今年3月1日より改装に入り、3月5日よりSWEET CANDY PLANETとしてリニューアルオープンするとのこと。この記事を読んで、スウィートファクトリーでの幼少期の体験を少しでも思い出したならば、ぜひリニューアル後のスウィートファクトリーみなとみらい東急スクエア店に足を運んでみてほしい。

そしてこの記事が、読者の皆さまの中に眠る少年・少女心を少しでもくすぐることができたならば、何よりです。

 

※本記事には一部筆者の推測による内容が含まれます。不適切な内容がございましたら、速やかに削除をさせていただきますので、コメント欄もしくはコンタクトフォームよりご一報いただけますと幸いです。

 

店舗情報:

SWEET FACTORY みなとみらい東急スクエア

〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-2

営業時間 11:00~20:00
電話番号 045-307-0310

www.minatomirai-square.com