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アートや音楽作品のNFTマーケットへの出品方法やコツを初心者向けに大公開!

【NFT初心者におすすめ!】仮想通貨を使用せずにNFTを作成・販売できるサービス 3選:HEXA/CryptolessNFT/Rakuten NFT

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4月の陽気な春の空気は、何か新しいことを始めたい気分にさせてくれますね。今月からNFTを作ってみよう、売ってみよう、と目標を立てているアーティストやクリエイターも多いのでないでしょうか。

とはいえ、NFTに対して高いハードルを感じている方がまだまだ多く、中々最初の一歩を踏み出せずせっかくの才能を発揮する場を逃してしまっているアーティストも少なくありません。

そんな高いハードルを感じさせている原因の一つが仮想通貨。一般的に、NFTを作成、出品するためには仮想通貨を購入しなければいけないため「仮想通貨そのものが何となく怪しく感じる」「仮想通貨を買うことで損をしそう」「仮想通貨の買い方がそもそもわからない」といった多くの不安を感じる人も少なくありません。

そこで、本記事は超超超初心者でも安心してNFTを売ることができるよう、仮想通貨を使わないNFT出品プラットフォーム、サービスについていくつか紹介いたします。

NFTの出品に仮想通貨がなぜ必要なのか?

本題に入る前に知識整理をしましょう。そもそも、NFTの出品にはなぜ仮想通貨を使う必要があるのでしょうか?

一般的な理由としては、NFTを作成するためにはブロックチェーンというネットワークに作品データを紐づける必要があり、その際に手数料が発生するからです。この手数料は「ガス代」と呼ばれ、世界中のネットワークエンジニア(マイナーと呼ばれる)に対して仮想通貨建てで支払われます。そのため、仮想通貨を持っていないとこの「ガス代」を支払うことができず、エンジニアに作品データ結びつけ作業(トランザクション)を行ってもらえない、というわけなのです。

また、作品が売れると、売上金は仮想通貨で送られてきます。仮想通貨のままだと日常生活で使用できないので、これを日本円に両替する作業も必要となるわけですね。

仮想通貨を使わなくてもNFTを出品できるサービス自体はたくさんあるが・・・

実は、仮想通貨を持っていなくてもNFTの出品自体を行うことができるサービスは、無数にあります。例えばOpenseaのポリゴンブロックチェーンというシステムでは、作品出品時にガス代が発生しないので、NFT作成のための仮想通貨を払う必要がありません。また、MetaMaskという仮想通貨ウォレット上の機能として、クレジットカードを使用して仮想通貨を購入できるサービスもあるため(ただしかなり割高な交換レートです)その場その場で仮想通貨を購入して出品すること自体は意外と難しくありません。

とはいえこれらのサービスを使用したとしても、結局売上金は仮想通貨で入ってきます。このままでは利益をお金として使用することができないので、せっかく作品を意味が無いですよね。

すべて日本円で完結できるサービス

ということで、今回は手数料の支払いから売上金の受け取りまで、全て日本円で完結するサービスを3つ紹介します。これらのサービスを使用することで、仮想通貨に関する悩みから一切解放されましょう!

 

1. HEXA(ヘキサ)

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出典元:https://hexanft.com/

hexanft.com

まずは、国内サービスのHEXA(ヘキサ)を紹介。HEXA独自のマーケットプレイスを使用してNFTを作成することで、ガス代を掛けることなく作品を出品することができます。販売時の売上も問題なく日本円で入ってきます。

HEXA上であれば購入者もクレジットカードを使用して仮想通貨を使用せずに作品を購入することができる点が非常にユーザーフレンドリーです。そのため、HEXA内での二次流通(セカンダリーセールス)によるロイヤリティ収入も期待できます(ただしHEXA外で作品が転売された場合はロイヤリティが入ってこないようです)。

また、HEXAでは「ツイート」をNFTとして販売できる点も非常にユニークです。過去に、Twitter創業者の初ツイートがNFTとしてとんでもない高値で取引されたことが話題を呼びましたが、インフルエンサーの方であれば同様に過去のツイートをマネタイズできる可能性もあります。

デメリットとしては、もっぱら国内のユーザーをターゲットとしたマーケットであることです。プラットフォーム自体は英語表記にも対応していますが、HEXAの使用人口は国外にはほとんどおらず、実質日本国内に住んでいる方のみに向けて販売する形となってしまいます(補助的にOpenseaへの連携機能は実装されているようです)。世界人口が約80億人なのに対して日本人口は1億人ちょっとなので、約80分の1のマーケット規模ですね。インターネットを通じてグローバルに販売することができる他マーケットに対して、かなり限定的なマーケットであることは十分に留意しておくべきでしょう。

また、ガス代が掛からないというメリットがありつつも、販売手数料が20%~30%と高額なことも、デメリットと言えるでしょう。OpenseaやRaribleなどの世界トップマーケットでは販売手数料が2.5%として設定されていることを考えると、10倍近くの手数料が掛かることとなります。

全体的には、初めてNFT作成に挑戦する方で、主に日本の利用者に対してNFTを発信・販売したい、という方にはおすすめなサービスです!レビューや感想など書かれている記事がいくつかあるので、ぜひ読んでみてください!

fisco.jp

また、HEXAはHEXA同時メタバース内の住民票とも言える「HEXA LAND」をNFTとして商品化している点も面白いですね。

nft.hexanft.com

2. CryptolessNFT(クリプトレスエヌエフティー

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出典元:https://jp.cryptolessnft.com

jp.cryptolessnft.com

次に紹介するのは、CryptolessNFTが運営するCryptolessNFT.comというサービス。マーケットプレイスそのものを運営している訳ではなく、NFTの作成や販売を代行するサービスとなっています。そのため、国内に限らず世界中のユーザーに向けたNFT発信、販売を行うことができます。ここ最近NFTの出品代行サービスは増えてきていますが、中でもCryptolessNFT.comは一番歴史が長く、ユーザー数も最も多いサービスだと言えるでしょう。

日本円決済でサービス利用が可能で、日本円で売上金を受け取ることができます。二次流通(セカンダリーセールス)時のロイヤリティ売り上げについても入金がされる仕組みとなっているのが安心ですね。

CryptolessNFT.comの特徴としては、常時サポートが稼働しており、どのマーケットプレイスに出品したらよいか、どれくらいの金額で売ったら良いのか、といった初歩的な質問にも答えてくれる点があります。過去に筆者も実際に利用してみた際に、あまり馴染みが無かったテゾスブロックチェーンのマーケットについて色々と詳しく教えてくれました。その際の詳細な体験記については下記のリンクからお読みください!

www.nftartists.biz一番のメリットとしては、やはり世界を舞台に勝負ができることでしょう。せっかくインターネット上での売買が可能なNFTなので、どうせならより多くの人に購入してもらえるチャンスを高めたいですよね。文章翻訳サービスも提供されているため、グローバル規模で発信したいアーティストには非常にフレンドリーなサービスと言えます。

デメリットは、前払い制の料金設定となっている事です。代行サービスに限らず、前述の通り多くのNFTマーケットでは出品時にガス代が発生する仕組みとなっていますが、CryptolessNFT.comでもNFT出品時のガス代を含む出品手数料を、前もって支払う必要があります。

全体的には、とにかくNFT出品の手間を省きたい人や、世界を舞台にアートを発信・販売したい人にはもってこいのサービスです!外部サイトにもレビュー記事がありますので、合わせて読んでみてください!

todaysbl.comまた、こちらの書籍の中でも詳しく特集されています。

books.rakuten.co.jp

3. Rakuten NFT(楽天エヌエフティー

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出典元:https://nft.rakuten.co.jp/

nft.rakuten.co.jp

最後に紹介するのは、楽天グループが提供するRakuten NFTというサービスです。Rakuten NFTは、クレジットカードだけでなく楽天ポイントを使用してNFTの出品・購入をすることが可能です。そのため、普段から楽天カード楽天銀行楽天ウォレットなどの複数楽天サービスを利用しているユーザーは「楽天経済圏」の一部としてRakuten NFTを使用することで、ポイント還元率を高めることができるという利点があります。

何より「楽天」の名を背負うだけあり最もブランド知名度が高い国内サービスの一つと言えることができますし、国民的に身近なサービスを提供してきた楽天の名を冠すサービスとして、大衆的にNFTに対するハードルを下げた功績は非常に大きいと称賛することができるでしょう。

ただ、実はRakuten NFTにはいくつかのデメリットがあり、その中でも特に大きなものが、独自のプライベート・チェーンを使用しているという点です。独自チェーン、プライベート・チェーンについては過去の記事でも触れておりますが、簡単に言うならば「取引情報が一般公開されていないブロックチェーンということになります。本来、NFTは作成者過去の取引情報などを誰もが確認することができる情報の透明性のお陰で、どの作品が本物でどの作品が偽物かが分かるという証明価値を持ってきました。そういった情報が、外部に一切公開されないとなると、NFTの価値や真贋をどのように判断すれば良いのかわかりませんよね。

また独自チェーンという名の通り、Rakuten NFTは一般的に使用されるイーサリアムやテゾスなどのブロックチェーンではなく、楽天独自のブロックチェーンを使用しています。そのため、Rakuten NFT内で購入したNFTについては、Rakuten NFTを使用しているユーザー同士の間でしか取引できません。

www.nftartists.biz総評としては、HEXA同様に初めてNFT作成に挑戦する方で、主に日本の利用者のみに対してNFTを発信・販売したい、という方向けのサービスです。その中でも、楽天のサービスを既に多く使用しているユーザーにとってはメリットが多く、そうでない方にとってはメリットが少ないサービスとなります!あとは、手数料が販売価格の14%と、そこそこ高額なことについても予め注意しておきましょう。

Rakuten NFTについてもレビュー記事や評論がいくつかありますので、読み比べてみてください!

www.fisco.co.jp

mamaroid.com

いかがでしたでしょうか?

今回は、仮想通貨を使用せずにNFTを作成・販売できる主なサービスを3つ紹介しました。NFT関連のサービスは日々増えており、今後は選択肢が増えていくことが考えられます。

サービスを利用する上で何に重点を置くのか、優先順位を付けた上で吟味することで、自分に合ったお得なサービスを見つけることをお勧めします!それでは、NFTデビューの成功をお祈りします!

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