これまでは招待制マーケットといえばFoundationと言われてきましたが、先日Foundationが急に招待制を廃止して誰でも参加可能なマーケットとなったことで落胆したアーティストは多いことでしょう。
そこで本記事ではそんなNFTアーティストのために、Foundationに代わる招待制(審査制)マーケット「Makersplace」への登録・出品方法を解説していきます。
Makersplace(メイカーズプレイス)とは?
馴染みのない方に向けて説明すると、Makersplace(メイカーズプレイス)は、Foundationと同じく招待制マーケット(Curated Market)です。招待制マーケットは、一定の審査などに合格した選ばれしアーティストのみが参加できるため、作品のクオリティが高く、作品の購入が積極的に行われ、かつ登録アーティストだというだけで一目置かれることで、Opensea等のだれでも参加可能なオープンマーケットよりもハイレベルなマーケットとして位置づけられています。
MakersplaceとFoundationの違いは、Foundationはコミュニティインビテーション(アーティストがアーティストを招待する)システムだったのに対し、Makersplaceは審査制で、マーケット運営チームによる作品審査を合格したアーティストにのみ、インビテーションが送られるという点にあります。それ故、知り合いなどから招待を受けられるFoundationと比べて、Makersplaceへの参加はハードルが高いとされていました。
ですが、状況は一変。先日のFoundationでの招待制廃止を受けて、現在Makersplaceの審査基準が易化して、参加のハードルが低くなったとの噂がささやかれているのです!
そういうわけで、現在最もホットなNFTマーケットであるMakersplaceへの登録方法、審査申請方法を説明していきます。
Makersplaceへの登録手順
1. 審査フォームへ記入をする
まず、下記の手順で審査フォームまで移動しましょう。
Makersplace(https://makersplace.com/)へ行き、右上のSign Upをクリック
コレクターアカウントとしてのアカウント登録ページが表示されます。最初にこのままコレクターとして登録しても良いですが、今回は手順を省略していきなりクリエイターアカウントを作成しました。右上の「Sign up as a Creator」をクリック。
似たデザインですが、クリエイター登録ページです。赤丸で囲んだ箇所のリンクから、審査用フォームへと進みます。
クリエイター審査出願ページです。ここに入力した内容がそのまま審査対象となります。間違いの無いよう、しっかり英語で記入しましょう。設問は以下の通りです。
- フルネーム(名 姓)
- Eメールアドレス ※このメールアドレスをアカウントで使用することになります。
- 既にMakerplaceにコレクター登録をしているかどうか
- SNSのリンク
- 販売中もしくは売却済みNFTのリンク(無ければスキップ可)
- Makersplaceで販売予定の作品の共有リンク(GoogleDriveまたはDropBoxのリンク)
- 経歴(具体的な受賞歴や実績などがあると好ましい)
ちなみに、スキップ可とある箇所についてもしっかり記入をすることをお勧めします。審査制マーケットということもあり、NFTの販売歴がないアーティストや、具体的な経歴がしっかり述べられていないアーティストは門前払いとなる可能性が高いです。
全て記入が完了したら「送信」をクリック。
特に送信完了メールなどは届きませんがご安心を。
数日してから審査中だよ~という内容のメールが届きました。数少ない運営人口で大量の審査リクエストをさばいているかと思うので、審査完了までには少々時間が掛かっても致し方ないですね。気長に待ちましょう。
2. 審査合格~アカウントセットアップ
最終的に3週間ほどで審査完了メールが届きました。英語で長々と書いてありますが、要約すると「Makersplaceのクリエイターとして審査合格しました!下記の手順に沿ってアカウントセットアップを完了してね!」という内容です。
ちなみに、私の場合は既にコレクターアカウントを作成していたので、Makersplace側で既にクリエイターアカウントとしてアップグレードしてくれていたみたいです。コレクターアカウント作成をスキップした場合は、招待コードが送られてくるので、そちらを使用してアカウント作成を行いましょう。
ログインまたは、新規でアカウントを作成する方はアカウント作成を行います。
クリエイターアカウント審査合格が完了したアカウントは、右上にアカウントセットアップ進捗ステータスが表示されます。「Continue」をクリックして、セットアップに進みましょう。
まずはストアアカウントの設定を完了させます。
そして最初のNFTを作成しましょう。
SNSを紐づけて、アカウント認証を行います。
そして最終確認を経て、最終的にMarketplaceクリエイターとしてのデビュー完了です!
このあたりの具体的なプロセスについては、次回記事で詳しく説明します。
3. クリエイターウォレット連携を行う
作品をミントする前に忘れてはならないのが、クリエイターウォレットの連携です。Makersplaceは、コレクター用ウォレットとクリエイター用ウォレットを別々で設定する必要があるため、クリエイターウォレットを未設定のままNFTを出品すると、Makerplace側で自動生成されたウォレットを使わなければいけなくなる可能性が出てきます。
アカウント設定(Account Setting)ページより、「Approve Your Digital Wallet」をクリック。
表示されているウォレットアドレスに間違いがないことを確認し、「Get Approval」をクリック。
トランザクションが発生するため、ガス代を払う必要があります。予めウォレットに資金を入れておきましょう。
いかがでしたでしょうか?
今回は、招待制(審査制)マーケットプレイスであるMakersplaceへの登録手順を見てきました。次回記事では、NFTの作成、出品方法についてより具体的なプロセスを紹介していきます。
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