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NFTをより魅力的に伝える作品紹介文の書き方

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「NFTをせっかく売り始めたものの、なかなか買い手がつかない。才能が無いのだろうか・・・。」このような挫折を感じているアーティストも決して少なくないのではないでしょうか。

もしかすると、それは作品そのもの魅力ではなく、伝え方やアピールの仕方に問題があるからかもしれません。

本記事では意外と見逃しがちな、だけど大切な、「NFTをより魅力的に伝える作品紹介文」の書き方を伝授したいと思います!

なぜ作品紹介文が大切か

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あなたは一つの作品を出品する際、どれだけの時間を費やして紹介文を考えますか?もちろん、長ければ長いほど良いわけではないですが、数分程度で文章を決めてしまうというのであれば、少し考えものかもしれません。

何事も、説明は大事です。例えば創作料理屋に行ったときのことを考えてみてくださいぶっきらぼうなオヤジが何も説明せずオリジナル料理を運んでくるお店より、「どこでとれたどんな食材をどう風に調理して、どのような思い入れを重ね合わせて作った料理なのか」丁寧な説明とともに提供してくれるお店の方が、何となく美味しいですし、それに心豊かな食体験ができる気がしますよね。

アートでも同じです。ただただ綺麗な写真だ、というだけではなく、その写真はどこでどんな苦労をして捉えた風景で、どんなメッセージが込められているのか、といった「Behind Story」を伝えてやっと、その作品の持つ本当を理解してもらえる、というわけです。

いかに将来性があるか伝えることが必要

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またNFTは、創作料理屋のようにお金を払ってご飯を楽しんだら終わり、といった単なる「消費対象」ではありません。購入したNFTの価値が上がるまで待った後に、今度はより高値で売る、という「投資対象」としてコレクションする人が多くいます。

そんなコレクターたち、或いは投資家たちに、どうすれば魅力的な商品として感じてもらえるか。そのためには、紹介文やプロフィール文で、長年のクリエイティブ経験があること、そしてこれからも意欲的に作品を生み出していく気概があること、を伝えることが大切です。

基本的な紹介文構成

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さて、前提をクリアにしたところで、具体的な紹介文の作り方に移っていきます。紹介文には、主に下記のような内容が盛り込まれています。

  • 作品タイトル
  • 自己紹介、活動紹介
  • 作品の紹介・ストーリーの紹介
  • 作品の制作年月日
  • 作品のフォーマット、コーデックなど

もちろん、必ずしもこれらすべてが記載されている必要はありません。全体の分量や見栄え、文字数制限などとのバランスを取り適宜省いてもOKです。その分、「作品の紹介・ストーリーの紹介」についてはしっかり情熱をもって取り組むようにしましょう。

作品紹介、ストーリーの紹介をする上でのコツ

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作品紹介を組み立てる際は、以下のようなポイントを意識しながら組み立てましょう。

  • 全然知らない人が作品を見たとして、その紹介文で果たして伝えたいことが100%伝わるか。
  • 既存の作品や他者の作品とは異なる、ユニークさがアピールできているか。
  • 幼稚な言葉遣いになっていないか。
  • 程よく抒情的な表現になっているか。あまりにも論文口調になりすぎていないか。
  • 「なぜその作品に価値があるのか」をアピールする文章になっているか。
  • 冗長になっていないか。

要するに、あまりにも説明口調で長ったらしくて、読んでいても面白くない説明だと、作品を魅力的に見せるための紹介文としては力不足です。

感情に訴えるような、最適な言葉選びによって、簡潔な文章を作ることで、読み手に夢を感じさせわくわくさせるようなストーリーを描くよう、意識しましょう。

敢えて言葉数を減らすのもアリだが・・・

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ここまで基本的な紹介文の組み立て方を紹介してきました。それを根底からひっくり返してしまうような話になってしまいますが、実は言葉数を思いっきり減らしてみるのもアリです。

例えば単語1つで「peace.」や単語2つで「for my dearest.」など、たったこれだけ?と目を疑うようなシンプルで短い紹介文が添えられた高額NFTは意外と多くあります。

とはいえ、これらのNFTがなぜ高値で売れているか、というと単に言葉数を減らしたからではありません。

作品自体が非常に魅力的なこと、多くを語らなくても作品からそのストーリーが十分に読み取れること、そして何より知名度やブランド力が高いこと、これらの3点による結果だと考えてください。

例え話として、京都にとある音楽喫茶についてお話しします。その喫茶店では、珈琲そのものの味と、素敵なオーディオから流れる上質な音楽を楽しむために、会話をしたり物音を立ててはいけないと言われています。それでも連日多くのファンが通っているのは、マスターが声を出して語らずとも、その喫茶店の魅力が伝わるからです。

逆に、新規開店した若手のカフェが同じような営業をしたとしても、単に人付き合いの悪いお店だ、と思われてしまうかもしれませんね。

要するに、このようなある種「尖った」作品紹介によって作品を魅力的に感じさせるには、それに見合った作品クオリティと、そして築き上げてきたブランド力が不可欠だということです。

いかがでしたでしょうか?

今回は、「NFTをより魅力的に伝える作品紹介文」の書き方について紹介してきました。とはいえ、私自身文豪でもなければ文学研究科でもございません。あくまでNFT研究家としての目線で、「どのような紹介の仕方がされているNFTが売れる傾向があるか」を独自に研究して、紹介した次第でございます。

別の分野の専門家の方々のご意見や、ご指摘やご質問などありましたら、コメント欄でお聞かせいただけると嬉しいです!

 

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